日常生活でよくみる「○○%ポイント還元」などといった文言。実はオンラインカジノをはじめとしたギャンブルゲーム全般にも非常に大切な言葉であり考え方であること、ご存知だったでしょうか。
ここではそんな『還元率』について解説していきます。
そもそも『還元率』とは何か?
そもそも『還元率』とは、そのゲームにおけるプレイヤー側の取り分のことを指します。日本語よりも逆に英語にしてみるとわかりやすいかもしれません。オンラインカジノやスロットの界隈では『RTP(Return To Player)』などという表記で書かれていることがあります。また『ハウスエッジ』とも呼ばれます。
計算方法は『総賭け金—控除率(ハウス側が引くパーセンテージ)=控除率』となります。
「プレイヤーに戻ってくる割合ってことは、還元率が100%切っていたら絶対に勝てないってことじゃないのか?」と、考えがちですがそういうことではありません。
実際に例を挙げてみましょう。
参加費1000円で『還元率90%』のゲームを2人で行ったとします。取り合う額は2000円…ではなく、還元率90%なので10%の200円をハウス側が控除した1800円を2人のプレイヤー間で取り合うことになります。
この結果、2人が900円ずつ手にしても。1人が1800円、1人が0円だったとしても、金額的には1800円を取り合っているので、結果こそ違えど、同じ『還元率90%のゲームだった』ということになります。
各ギャンブルの還元率
それでは、還元率の計算方法や仕組みを知ったところで、色々なギャンブルの還元率を見ていきましょう。
宝くじ:50%前後
競馬・競輪:75%前後
パチンコ:87%前後
カジノ:95%前後
こう見ると、段違いでカジノの還元率が高いということがお分かりいただけるかと思います。
更にオンラインカジノゲームの中での還元率の内訳を見ていくと…
スロット:95%前後
ルーレット:97%前後
バカラ:98%前後
ブラックジャック:96%~102%前後
ブラックジャックは残りのカードによってプレイヤー側の有利不利が大きく変わり、場合によっては100%を超える還元率になる可能性があります。
バカラ、ブラックジャック辺りはシンプルなゲーム性だけでなく、こういった還元率の観点からも人気の高いゲームになります。
『還元率』の落とし穴
とはいえ、還元率が高ければいいという訳ではありません。
例えば、ジャックポット搭載などの大きな配当を望めるスロットゲームなどは、そのジャックポットの当選も含めた『還元率』になります。つまり、ジャックポット機における還元率は「ジャックポットに当選しない」という条件下における還元率は、当然下がってしまいます。
あくまで還元率はギャンブル選ぶ際のひとつの目安として捉えると良いかと思います。とはいえ、カジノのゲームは軒並み90%台と、日本のパチンコやパチスロ、公営ギャンブルに比べてかなり高還元率。
「勝ちやすいギャンブル」であるということは数字で表れているということでしょう。